補陀寺は秋田市の郊外で、スキー場などがある北部の山間地にある。
曹洞宗の禅寺であり、うっそうとした杉林の中にある。静かで落ち着いた雰囲気の寺だ。
堂宇は本堂、庫裏、山門(写真)など。山門の右側奥の方に見える小屋は湧水で、いつでも冷たい水を汲むことができる。この日はとても暑い日だったのでさっそく水分を補給させてもらった。
山門の2階には十六羅漢(写真)が安置されていて自由に登楼できる。楼上に仏像を納めた楼門は一つ間違うと巡礼堂に化けることもあるので要チェックなのだ。巡礼堂型の楼門については、いずれ機会があったら紹介したい。
もともと楼門や二重門は基本的にすべて2階に登ることが可能なはずであるが、参拝客に自由に上らせてくれる所は少ない。補陀寺は嬉しい存在だ。これからもぜひ開放を続けて欲しい。
(1999年08月24日訪問)