堀尾跡火の見櫓

背が高く、柱は直線的。田んぼの中に立つ。

(愛知県大口町御供所3丁目)

写真

横堀跡(よこぼりぜき)付近で見かけた火の見櫓。

特徴としては、櫓の骨格でもある4本の通し柱が一直線(下部がエッフェル塔のように広がっていない)であること。屋根に反りがなく、物見台の平面も正方形で全体的に固い印象を与えること。屋根の上には方位を表わす屋根飾りがあるといったところか。この地域では、通し柱が一直線という構造が特徴のようだった。

この火の見はとても背の高い立派な火の見櫓だった。周囲は水田で、これならずいぶん遠くまで見晴らしがきくだろうし、避雷針としての役目も果たしているのだろう。

(2000年03月18日訪問)

白井晟一入門

ペーパーバック – 2021/11/4
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