カッパ淵の南側に、あまり観光客が気に留めない土塁がある。そこは屯館(とんだて)という平安時代の館跡だそうだ。
敷地内には稲荷社がある。入口の木の鳥居はなかば崩壊状態。普通、ここまで崩れたら撤去すると思うのだが‥‥傾いたまま放置するのが遠野流なのだろう。
土塁の様子。
と言っても、写真ではわかりにくいものだ。
私は館跡や山城をときどき見るが、いまだにモノの善し悪しがわからない。「これは誰が何と言おうと国指定史跡級の遺構だ!」とか「まぁ村指定ってとこでしょ。」って言えるような鑑識眼が欲しいものだ。
一応、堀の跡もある。
で、平安時代の館跡ということなら、この遺構はどのくらいの価値があるものなんだろうか。
(2000年10月07日訪問)