牛窓のすぐ沖には前島、青島、黄島、黒島という島があり、その島々が浮かぶ見事な光景は「牛窓瀬戸」と呼ばれている。
牛窓の港の東端と前島のあいだは300mほどしか離れていなくて、おそらく潮流も複雑なのであろう。その牛窓瀬戸の入口に灯籠堂がある。昔の灯台だ。
地図をみると灯籠堂跡と書いてあるので、復元されたのは最近のことではないかと思う。石垣は真新しくて昔どおりの高さで再現されたのかどうかは不明だ。
灯籠堂の横には昔ながらの小祠が祀られている。金毘羅宮か。
裏手の山にある妙福寺の境内からは、牛窓瀬戸をバックに灯籠台を眺めることができる。
いまはまだ建物が新しくて少し出来過ぎの気もしないではないが、いずれ建物も古びてもっと落ち着いた風景になってゆくだろう。
(2001年04月30日訪問)