戦争資料室を出ると、ショウウインドウに収まり切らない農具などが展示されていて、その展示物は菖蒲園のなかにまで点在している。
このエリアは「ふるさとの丘」と名付けられている。入場は無料。(たぶん)
展示物の一つ、唐臼。
後ろに見える赤い太鼓橋は「ひょうたん橋」。その左側には積み上げたスレート瓦に青いペンキを塗って造った富士山が見える。
ここでもジオラマにこだわっているのか。わりと造りの良い人形が置かれていた。
菖蒲園の中にあった宝船。
血色のわるい七福神が並んでいた。
水車関係の展示が多く、踏み車(赤く塗られた水車)の他、黄色い巨大な水輪、奥に見える茅葺きの建物も水車小屋である。
それにしても、水車の水輪にまで原色のペンキを塗る感覚は理解に苦しむ。
反対側の丘の上に見えた竜宮門の近くまで行ってみた。竜宮門ある丘はツツジ園になっている。
竜宮門は近くで見るとかなり粗悪な建物だ。遠くから見るための飾りなのであろう。そもそも竜宮門とはそういうものなのかもしれない。
案内板には終戦二十周年を記念して造られた開山堂だと書かれていた。
竜宮門の横には謎の乙女が立っていた。乙姫さまか?
私はこういうチープさは好きだ。ツツジが咲き誇るときに、竜宮門と一緒に華の中に埋もれて見えたら、さぞいい眺めだろう。
(2001年05月04日訪問)