瑞鳳寺の西側の森の中に穴蔵神社なる表示があった(左地図)。
名前からして地下霊場系の信仰装置があってもおかしくない。これはなんとしても参詣せねばなるまい。
瑞鳳殿のある経ケ峰は、蛇行する広瀬川に北向きに延びた半島状の峰で、穴蔵神社はその西側の川べりにある。
瑞鳳寺の駐車場付近から森の中の小道を進むと神社の境内に至る。その気になれば車で境内まで入れたかもしれない。
境内から北側に石段があったので、本来の参道は北向きなのだろう。
境内にあった案内板によれば、穴蔵稲荷はもと伊達家(青葉城)の鎮守で、西側の崖の洞窟の中にあったのだが、1835年(天保年間)に広瀬川の洪水で流されて、現在の位置に移ったのだという。
境内はあまり広くない。
社殿は流造の本殿と、中に入ることのできる縦拝殿の組み合わせ。
ほかに神楽殿、水盤舎、社務所があった。
本殿の後ろには末社がいくつも置いてあった。
一応、洞窟の痕跡でもないかと思ってウロウロしてみたが、それらしき地形は見当たらなかった。う~ん、残念。
境内を探索していたとき、崖のあたりで見かけた小さな穴。洞窟というにはあまりに小さすぎる。これでは猫くらいしか参拝できない。
(2001年09月23日訪問)