国分尼寺

住宅地にある普通の寺。北側に旧国分尼寺跡がある。

(宮城県仙台市若林区白萩町)

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国分尼寺(こくぶんにじ)。国分尼寺というのは奈良時代に聖武天皇が全国に国分寺を建立したときに、同時に併設された尼寺。

奈良時代の国分寺の跡は現在の寺の北側にある。周囲は住宅街で、道路のつき方も条里制を思わせるものではないから、歴史的に永続してきたというわけでもないようだ。

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山門は三間一戸の薬医門‥‥

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と、思いきや、裏にまわってみると棟門であった。

棟門というのは鳥居のように二本の柱でできた厚みのない門である。(この門の場合は三間なので柱は四本だが。)だが厚みのない建物に屋根を載せれば転倒してしまうから、通常は添え柱を建てて貫でつないで安定させる。

この門は裏から見ると門扉もあり、棟門としては最も複雑な部類であろう。

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山門を入ると正面に本堂。左側には墓地。

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本堂の右側には玄関、その奥に庫裏。

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境内には他に鐘堂があった。

(2001年09月23日訪問)

建築用語図鑑 日本篇

– 2019/4/25
中山繁信 (著), 杉本龍彦 (著), 長沖 充 (著), 蕪木孝典 (著), 伊藤茉莉子 (著), & 2 その他
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