大崎八幡宮。伊達政宗が創建したと伝える仙台きっての立派な神社。
参道の入り口は国道48号線に面しているのだが、クルマで来た場合はここからは参詣できず、境内の裏側の駐車場へと向かわなければならない。(私はそのあたりを見誤って、龍宝寺へと入ってしまい、おかげで多宝塔を見ることができた。)
参道は杉木立の続く落ち着いた感じの道。良い感じの参道だったので少し歩いてみた。途中には水盤舎がある。
駐車場は本殿のすぐそばなので、気の短い人たち(多くの参詣者がそうだった)は本殿に参ってそのまま引き上げていた。
左側が龍宝寺の本堂の裏手になる。
参道には末社があった。龍神社、北辰社、鹿島神社、諏訪神社、大元社。
他に拝殿に近いあたりには金毘羅社。
社務所。参道の途中にある。
拝殿は正面九間の長床(ながとこ)形式。屋根はこけら葺きで国重文。
長床とは内部で氏子が休んだりする機能を持った建物である。それが拝殿の位置にあり、中央一間が通り抜けられるようになっているので、言いように寄っては割拝殿とも言えるかもしれない。
似たの建物岡山県の熊野神社で見たことがあるのだが、大崎八幡の建物は用途としては長床というより拝殿に近いようだ。拝殿の場合は、氏子が中で何かをするというのが目的はならない。
拝殿の右側には護符売り場と神輿舎があった。
本殿は改修中であった。
権現造で国宝だという。伊達政宗が仙台に来てから建立したのであれば江戸初期にあたるので、国宝は大盤振る舞いではないか‥‥。
伊達政宗がかかわれば県文も国重文に、国重文も国宝になるのか?とも思ってしまうが、実物を見てみないとなんとも言えない。
(2001年09月23日訪問)