水車小屋の周囲で稚蚕共同飼育所跡を探していて、偶然見付けた辻時計。
御大典記念などではなく、昭和時代に子供育成会が建てたものなのだという。
材質は木造で、最近補修されたようだ。
後部に添えられている掘建柱が本来の辻時計だったのではないかと思われる。だとするとかなり年期が入っているようにも見える。場所としても、関根町のほうか来る古道が突き当たる辻であり、古い辻時計があっても不自然ではないような場所なのだ。戦前の辻時計の2代目という可能性も捨てきれないが、近所の人に聞いた話では最近のものだという。
(2007年01月14日訪問)