大島神社

拝殿は千鳥破風向拝とでも言えばよいか。

(広島県三原市本町3丁目)

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三原駅や三原城がある場所を三原市街とするなら、三原市街には平地は少なく、北方の山のすそ野の斜面に住宅地が広がっている。

特に、さきほど立ち寄った宗光寺、この大島神社、次に立ち寄る妙正寺がある一角は眺めもよくて、寺町というよりはお屋敷街のような雰囲気の場所でもある。

境内には広い駐車場がある。私は車で移動したので大回りになったが、宗光寺からは山すそを通って徒歩で移動できる道がありそうだった。

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鳥居は参道にいくつもあるが、石段を上り詰めたところの鳥居は両部鳥居。両部(りょうぶ)鳥居とは写真のように「稚児柱」と呼ばれる添え柱を付けた鳥居である。通常の鳥居よりも構造的に安定すると思われるが、両部鳥居の意味は鳥居に安定性を持たせたものではなく、仏教との混交が関係しているという。

後ろに見える拝殿の向拝が山型なのが珍しい。このサイトで紹介した寺でこれまでにあったかどうか記憶がないが、「千鳥破風向拝」とでも呼ぶことにしようか。

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拝殿は三方が引き違い戸で開口部が多い建物。拝殿の中をここまで採光しなければならない理由はなんなのだろうか。

正面の向拝が樹の影になってよく見えないのが残念な写真になってしまった。

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本殿は一間社流造。

屋根の向拝部分が長いが、なかなかカッコいい本殿だ。

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境内には末社がいくつかあった。

(2002年08月27日訪問)

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