中里の火渡り

毎年4月17日に開催されるのだという。

(群馬県高崎市中里町)

写真

中里稚蚕共同飼育所を探したが見つかない。付近はこんな風景だ。

背後に見えるのは榛名山の山塊。

写真

そのとき怪しげな重層堂があったので立ち寄った。

ここでは毎年4月17日に木曽の御嶽山の行者による火渡りが行われるのだという。

火渡りというのは護摩を焚いたあとの残り火の上を裸足で走り抜けるという行だ。行者が渡ったあと、一般の参詣者も裸足で渡ることができる。

写真

火渡りは他で何度か間近で見たことがあるが、基本的に信仰的な行事だ。行者が踏み消した炭だから大丈夫などとは気安くは言えない。私のような無信心の者が渡ったら火傷するんじゃないだろうか。それと足は炭で真っ黒になる。

ちなみに重層堂の内部は吹き抜けになっていて、上層に登ることはできそうになかった。棟札が見えている。

(2007年05月03日訪問)

オオカミは大神 狼像をめぐる旅

単行本(ソフトカバー) – 2019/4/18
青柳 健二 (著)
オオカミに対する関心が高まる昨今、狼信仰の影響を色濃く遺す狼像を求めて、関東はもとより東北、関西など各地を訪ねて写真と文章で表現した渾身のフォト・ルポルタージュ。

amazon.co.jp

登場する石像の場所が地図や住所で具体的に書かれているので、オオカミ象巡りにはとてもオススメです。