天子塚古墳。
保渡田稚蚕飼育所を探していて見かけた古墳。中型の円墳で一部は道に削られている。
このあたりは保渡田城のなわばりの跡で、道路がやたらに突き当たりになっていてわかりにくい場所だ。
道際に埴輪のレプリカが置かれていた。夜に見たらちょっと怖いだろう。
もともとこの古墳で出土したものではないと思う。
墳丘上には庚申塔があった。もしかすると百庚申だったのかもしれない。百庚申とは、高崎方面に多い一種のミニ霊場のようなもので、小山や丘、古墳などを利用して作られるものだ。いつか本格的なものを紹介するときがくるだろうと思う。
群馬で古墳を見るときにはまず横穴式石室が開口しているかどうかだけチェックするのだが、一周りしてみたが横穴式石室がある様子はなかった。
(2007年05月03日訪問)