大竹の養蚕農家

十字路に建つ三階の蚕室が目を引く。

(群馬県安中市大竹)

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安中市内の碓氷川の南岸の養蚕農家の中で、特に目をひく蚕室のひとつ。

古い道の角にある崖屋で、東側からみると3階建てに見える。

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建物の途中に、庚申塔がある。

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崖屋とはいえ、せり出した縁が2層になっているあたりは、3階建てと言ってしまっていいだろう。

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現在はもう養蚕はやっていないようだ。

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農家の前の水田。

導水路が二重になっている。山田などで、冷たい谷水を田に入れるとき、水口まで余計な水路で暖めてから導水する方法がある。だがこのあたりはそれほど水が冷たいとも思えず、なぜこのような造りになっているのだろうか。

(2012年11月15日訪問)