国道18号線の安中、松井田間の北側の丘陵を国土地理院の地形図で見ると、たくさんの鉱山があるのがわかる。
そのなかで目立つのがベントナイトの鉱山だ。ベントナイトは、粘性の高い粘土で、掘削時の泥水や工業材料などに使われるという。一度見てみたいと思っていて、通り道に鉱山があったので立ち寄ってみた。
残念ながら立入禁止の立て札が出ていたので、近くで見学はできなかった。周囲の状況から露天掘りの鉱山だろうと思う。
国内の鉱山は、いつかもうすこしちゃんと見てみたいと思っているのだが、今回は養蚕関係に集中するため、おとなしく立ち去ることにした。
近くでキジのつがいを見た。この日は随所でキジを見かけたので、そのつど書いていこうかと思う。
また、去年の榛名南面の飼育所巡りのときにも見かけたウスバシロチョウもよく見かけた。
ウスバシロチョウは私が子供のころにはどちらかといえば珍しい蝶で、標高の高いところでしか見たことがなかった。氷河期の生き残りと言われる蝶なので温暖化が進めば生息地がせばまりそうなものだが、こうした低地の里山で普通に見られるようになっているのが不思議だ。
(2008年05月03日訪問)