中木稚蚕共同飼育所のすぐ近くで見かけた、木造ハシゴ型の火の見櫓。
構造としては、2本の自立した円柱にハシゴが打ち付けてある造り。
半鐘を取り付ける金具はあるが、実際には鐘は下がっていない。
主柱に使われている柱は、防腐処理でもしてあるのか、まだ新しい感じだ。このような、オールドスタイルの火の見櫓が新設されるのはなぜなのだろう。
もちろん、国道沿いなどにはアイキャッチ目的でわざとレトロなものを作ることはあるだろう。だが、この場所は一般の通行者が通るような場所でもない。
鉄骨の櫓を組みたいのに、それができる職人がいなくなっているのか、予算がなかったのか。
(2008年05月03日訪問)