
馬山でもたくさん見かけたコンニャク畑。下仁田ネギと並んで、下仁田地域の特産品だ。
コンニャクは、コンニャク芋という芋が原料となる。ちょうどサトイモのヤツガシラのような感じの芋だ。
コンニャク芋が出荷できるまでは3年必要で、11月に畑から掘り出し、4月に植え直すということを繰り返す。
この写真はおそらく1年生ではないかと思う。

コンニャクは腐りやすく、長雨などで畑の水分が多くなると被害が出るという。
そのため、畑にはまず大麦を植えてある程度成長させてから、その同じ場所にコンニャク芋を植える。こうすることで大麦が余計な水気を吸ってくれるのだという。
この写真はおそらく2年生ではないかと思う。

これはおそらく3年目のコンニャク。
農作物はその年の出来に応じて多少相場が変動するものだが、コンニャクは特に変動が激しいといわれている。コンニャク相場に手を出して一夜にして大尽になったり破産したなどという風聞もよくある。
この写真を撮らせてくれた農家の話では、いまでも相場の当たり外れがあるバクチのような作物だという。
(2008年06月28日訪問)