時刻も5時をまわった。天気がよければまだ明るい時間だが、きょうはずっと曇天だったためぼちぼち暗くなってきた。あとひとつふたつ見てきょうはシメにしなければならないだろう。
そんなことを考えながら訪れたのが、宇田という集落にあった飼育所。
道路に面していて、地下の貯桑室へは直接搬入が可能。
外側からみたところ、高窓が片側2つなので、
構造はブロック積み壁構造で小屋は軽量鉄骨。長持ちしそうな造りだ。
入口は北側、配蚕口は西側になっている。
気になるのは、建物がよく保存されているのに、蚕具を消毒する消毒槽が見当たらないことだ。場所としては、左写真の平らな土地が適当だと思うが、痕跡はなかった。
内部が見えたが、倉庫などに改装された様子もなく、比較的よく状態を保っている。
(2008年06月28日訪問)