入山の辻堂

組み立て式の霊柩車だが、完成形は想像できなかった。

(群馬県甘楽町秋畑)

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秋畑といわれる地域は広いが、中心地は秋畑小学校や郵便局のある一角だろう。そこから西に入った谷の一番奥にあたる集落、入山。

この日は、秋畑方面の全ての字を見て回るつもりだったので、この行き止まりの集落にも立ち入ることとなった。

山の尾根付近にある緩やかな斜面で、日当たりの寄さそうな場所に10戸ほどの人家がある。

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私は鏑川の南岸の集落はあらかた見たと思う。その上でここは比較的環境の良い場所だと思うのだが、村の人に話を聞くと、つい最近も若い人が出ていってしまって人が減っているという。

やはり子どもを学校や塾にやることを考えると、住みづらいところなのかもしれない。

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その一角に辻堂があった。

霊柩車でもあるかと思ったが、見当たらなかった。

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内部には馬頭観音と思われるものが祀られている。

集落の人にきいたところでは、この集落の旦那寺は近くにある天徳寺ではなく、遠方の宝積寺なのだという。そのため、葬式のときには車輪付きの霊柩車で遠方まで運ばなければならなかったとのことだった。

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これ、諏訪式繰糸機のパーツかな?

(2009年04月30日訪問)

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四国大学新あわ学研究所 (編集)

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