中村稚蚕共同飼育所から 200m ほど南東に、地図上では「小舟稚蚕飼育所」と記されている物件がある。
行ってみるとそれらしき場所に建物はあるが、これまで見てきた稚蚕共同飼育所とはやや趣の異なるものだった。
これは北側から見たところ。
稚蚕共同飼育所としては小振りだ。
南側から見たところ。
南北ともに壁面の中央に窓が並んでいる。土室やブロック室であれば、壁面には窓を作ることができないはずで、その観点からすればこの建物は稚蚕飼育所とは断定できなかった。
ただし、土室でもブロック室でもない「電気温床育」という稚蚕飼育方法があり、それであればこの建物の中にも設置できそうだ。その可能性も捨てきれない。
謎が残る物件だった。
近くでタカキビを見かけた。
右側の作物はキウイなので、バンカープランツが必要とも思えないが、栽培するには自家用としても少ないように思われた。
いずれ、こういう作物がなぜ植えられているのか、見て理由がわかるようになりたいものだ。
(2008年09月21日訪問)