環濠屋敷巡りも前橋の外れまで来てしまった。
この
ケヤキの屋敷森を持つ養蚕農家が端気川に沿って続いている。
上州の冬の北風である「赤城おろし」が冷たい。
樋越の環濠屋敷はその集落のなかでも大きな屋敷だった。
主屋は二つ櫓を上げた養蚕農家の造り。東側に薬医門を持ち、その前には小さな濠が残っている。
まさにお屋敷という貫録。
南東の角。
南東の角から西側を見たところ。
屋敷の真南では濠が大きくなって池状になっている。
北西の角から東方向をみたところ。
敷地の北側にも濠の跡が確認できる。
北東の角から西方向に見たところ。
北東の角から南方向を見たところ。
ここから濠へ水が流れ込んでいて、洗い場のようなものがある。
屋敷の北側は杉林になっている。
樋越で見かけた他の養蚕農家。
この一帯の養蚕農家はほとんどが二つ櫓だった。
(2014年12月27日訪問)