続いて、モーラミャインの寺町の寺のひとつ、タッピンニュパゴダへ移動した。
ただし、ここでは寺参りではなく、展望台がお目当てのようだ。
道ばたに展望台がある。
ここには邪魔になる高い樹がなく、モーラミャインの街を一望することができる。
緑の屋根はおそらく市庁舎か、モン州立博物館の建物。
ミャンマーの市街はこうして高いところから俯瞰すると森のようにに見えるのだが、実際に街を歩くとけっこう家々が多い。
モーラミャインはミャンマー第三の都市と言われている。他の二市は、商業の中心地ヤンゴン、かつて都があったマンダレーである。二市に比べるとモーラミャインはかなりこじんまりとした街だ。
サルウィン川の下流方向を見たところ。
サルウィン川に沿って商業地区が発展しているとはいえ、市街の長さはせいぜい5km四方ほどだ。
川の対岸は中洲なのだが、かなりの大きさの島になっていて町もある。名前はビル島。
サルウィン川の上流方向をみたところ。
ここではサルウィン川とジャイン川という川が交差している。「交差」というのは、合流という意味ではない。十字路のように交差しているのだ。サルウィン川は北から南に、ジェイン川は東から西へ流れてほぼ直角に交差して、それぞれに海へと続いている。
いったい、何がどうなったらこうした地形ができるのだろう。
さて、ウーカンディパゴダのお寺は、みんなが展望台で景色を見ているすきに、ダッシュして写真を撮ることしかできなかった。
これは本坊。
南となりには仏塔がある。
この仏塔の入口にはマヌーシアがいた。
上半身が人間、下半身が獣で、しかも下半身が2つあるという怪獣である。
前から見るとそれほど不思議には見えないのだが・・・
後ろから見ると下半身が二股にわかれていて、それぞれに足が生えているのだ。
この像は、二股になっているのがとてもわかりやすい。
この展望台の滞在時間はせいぜい5分程度だった。
でもこの先、ノアラボーパゴダに寄り道するのだし、モーラミャイン市内であまり時間をかけるわけにはいかない。
ところがである・・・。
このあとノアラボーパゴダに行ってみると、山に登る道が未舗装のため雨季には車が入れないとのこと。歩けば片道2時間はかかるという。結局今回の遠足ではノアラボーパゴダには行くことができなかった。
モーラミャインの寺町でも見られなかった寺があるので、いずれまた寺だけを見に訪れたいものだ。
後日、モーラミャイン寺町の寺町めぐりでこのパゴダを再訪した。
(2014年06月28日訪問)