パアン・ラインブエ街道。
初めてパアンを訪れた日にこの先にあるパアン工業団地(の用地)を案内され、一度だけ通ったことのある道だ。自分で走るのは初めてである。
パアン近郊の道路としては、道幅も路面もかなりよい状態。もっとも(使われていないとはいえ)空港と工業団地を結ぶ道が悪路だったらどうしようもないのだが。
その道端で里門を見つけた。「
里門はモーラミャイン方面にたくさんあり、以前に車窓から見たものを十把ひとからげに紹介した。パアン市周辺にはあまり見当たらない。これは街道に面しているタイプとしては、テンプレート的な物件なので、丁寧に紹介しようと思う。
門はトラックくらいであれば楽々通り抜けられるサイズ。
右側には茶屋があり、三輪タクシーの待合所にもなっている。
左側には水飲み場。
水がめが置かれているのはよく見るが、こうした大きな給水所があるのは初めて見た。
ただし、衛生的には水がめのほうがマシなのでは、と思ってしまうが。
門の内部。右側。
タクシー待ちの客が荷物を置いたり、村の子どもが小商いをしていたりするのを見たことがある。
床面がある程度高くなっているので、雨季でも荷物を濡らさずに置くことができる。
門の内部、左側。
雨季に急に雨に降られたら、逃げ込むのによさそう。
門の先の風景。奥に見える山はサルウィン川対岸のパアプゥ山。
地図を見るとこの道は先がなく、また大きな集落もない。したがって村へ続く道の入口という意味合いではなく、この奥の小字に点在する家々の人たちが共有で使う門なのだろう。
(2014年11月08日訪問)