ラバムニ大仏

ひとかたまりの大理石から彫り出した大仏。

(ミャンマーヤンゴン管区ヤンゴン)

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ヤンゴン空港の入口からすこし西へいったところにあるミンダマ通り。幹線道路であるピィ通りが混雑したときに抜け道として通る程度で、どこへ通じているというでもない4車線道路である。

そのミンダマ通りにラバムニ大仏という寺がある。そこそこの観光寺院だ。

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北門。

どうやら正門は北側っぽい。

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北門には駐車場がないのか、タクシーは南門についた。

駐車場のまわりを取り巻くように、茶店や土産物屋が並んでいる。

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そのうちの一軒に張り子工房があった。

子供も働いている。

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あれ? 見覚えのある造形。

このコブ牛の人形を以前にシュエダゴンパゴダの仲見世で買って、けっこう気に入ってるんだけど?

今度はゾウを買おうかくらいには思ってるんだけど?

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欲を言えば、塗りをもう少し丁寧にやってほしい。

安価な土産物だから手間かけられないのはわかるんだけれど、筆遣いとかはみ出し具合とか、悪いほうに一線を越えちゃってる気がするのだ。民芸だとしても。

もうほんのちょっとだけ丁寧な仕事をしてくれたら、外国人として買いやすくなるんだが・・・。

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では、寺のほうへ行こう。

山門は層塔を載せ、左右にライオンを控えさせる、大寺院にありがちな形式。

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山門から先は回廊になっていて、雨季でも足が濡れないし、暑季に熱くて歩けないということもない快適な造り。

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途中には八曜日の守り本尊が回りを囲んだ菩提樹が見えた。回廊のほうからは行くことができないためか、誰も参詣していない。

日本にあればこれだけでも一つの観光スポットとして成り立ちそうだけど。

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回廊を登り切って丘の上に到着。

大した高さではないので一息で登れる。

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パゴダとペアで建てられることが多いタコンタイ。頭頂部には金色の筒「タコン」がぶら下がっている。タコンタイは「タコンの柱」みたいな意味だ。

左側にある六角錐のものは、中に仏像が入った一種の賽銭箱ではないかと思う。

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本堂に入ってみよう。

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内陣は巨大なガラスケースになっていて、その中に乳白色の大仏がいた。高さは11.3m、立派な大きさだ。

これはひとかたまりの大理石から彫り出されたもの。原石はマンダレーの近郊のマッテヤから採取され、船で運んできたという。産地でもこれほど大きさのきれいな大理石は貴重で、金額にできないほど高価なものらしい。

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大仏は参拝者側からの視線でデフォルメしてデザインされているのか、顔と手のひらがずいぶんと大きい気がする。

しかしいくら高価だったとしても、ガラスに入れる必要あるんだろうか。大仏よりもガラスのすごさに驚いてしまう。それに反射でよく見えない。

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謎の物体。巨大な托鉢用の鉢か。

これもひとかたまりの大理石でできている。

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シンティワリ。

これも大理石だ。

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本堂の周りをひとまわりしてみる。

これは仏足石堂。

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仏足石。

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ほかにも2~3のお堂があるが、あまり面白いものでもなさそうなので遠景から見るだけにした。

きょうは日中、仕事だったため通訳さんも同行しており、通訳さんがお疲れモードなのだ。

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北のほうにもいくつかお堂が見えた。

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北参道の様子。

南参道とほぼ同じ造りだ。

正直なところ、大理石の相場がよくわからないので、どれほどすごいものなのか実感できない寺だった。

(2014年11月21日訪問)

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