ミャワディの市街地。
運転手が車を止め、露店で噛みたばこを購入しているとき、通りの反対側に映画館があるのに気付いた。
「ちょーっと、映画館の写真撮ってくるね!」
これがその映画館。
通りから引っ込んだところに建てられている。
壁面にあるネオンサインが夜になると光り輝くんだろうな。
名前は、THUN SHWE SIN CINEA。
トゥンシュエシンシネマか。
上映作品のポスターが貼ってないのが謎だ。営業してないのか?
建物は一見すると新しそうだが、ところどころペンキが剥げたり、天井板が腐って下がったりしているので、いまの形になってからも1~2年は経っているだろう。
よく見ると受付っぽいところに人が座ってるし、営業中なのかもしれない。
むかし日本でも地方都市に道から引っ込んだ立地に芝居小屋や映画館があった。そういう存在を見なければと気付いたときには、もうなくなってしまっていた。いま町並みをみると、かつてそういう小屋が存在したということすら気付くのは難しくなってしまっている。
ミャンマーの劇場産業がこれからどうなるかはわからない。でも誰かが記録しておかなければと思うのだ。
(2015年04月20日訪問)