いよいよ、寺町巡りの始まり。
津山市の東の寺町は東西に延びる丹後山丘陵の麓に続いている。ここはその最東端の寺、高福寺である。
駐車場からは、白壁に囲まれた伽藍を見渡すことができる。
左側には大きな建物が見えるがこれはたぶん本堂ではなく、右側の入母屋造の建物が本堂だろう。そのさらに右側にも小さなお堂がみえる。裏山はシイかなにかの照葉樹と竹林になっている。
山門は薬医門で新しい。
山門をくぐって、まずあるのは庫裏。
中央に玄関があり、建物の右半分は書院か方丈のようになっている。
右側に山を登るようにして渡り廊下でつながった建物がある。これを本堂としよう。
やや小振りな本堂だ。
本堂の扁額はかすれて読めないが「大悲閣」と書かれているようだ。大悲閣とは観音菩薩を祀るお堂というような意味。
高福寺の本尊は十一面観音である。
書院の前には鐘つき堂がある。
小高いところにあるのでここで搗いた鐘の音はよく聞こえるだろう。
本堂のさらに右側にあったのは薬師堂。
建物の近影を撮り忘れた。
薬師堂の内部の様子。
他に本堂の裏山に道がつながっていた。登らなかったが八十八ヶ所霊場でもあるのかもしれなかった。
(2003年04月29日訪問)