
加茂の線香水車を探して県道を走っていたときに、10mほど離れたスギ林の中に水輪がうち捨てられているのを見つけた。

鉄製で蜘蛛手(スポーク)は4本。
線香水車の水輪をもらい受けたものかとも思ったが、原田泰治の画では蜘蛛手は10本だし、あれほどのたくさんの臼を稼働するにはちょっとこの水輪は小さいだろう。

これはもともとこの場所にあった水車小屋のものだったのではないかと思う。
手前に大石がころがっているが、最近ユンボが入ったような工事の跡であり、この場所に以前水車小屋があったとしても不自然ではない。
(2003年04月30日訪問)