
村内をひとまわり走っていて、車窓から見つけた水車小屋の跡。
写真の左側の

50mほど上流に小さな堰があり、そこから取水していた。

水輪があったと思われる位置。
水路が深くなっていて、ここで胸掛けで水を落としたのだろう。阿波村の水車の基本パターンだ。

近くの人家の裏庭に搗き臼が2つころがっていた。
水車小屋で使われていたものとみて間違いあるまい。

水車小屋の建物は、写真中央の梅の木が生えている場所にあったと思われる。

取水した用水は、水車小屋のすぐ先で廻川に戻されていた。
つまりこの水路は水車専用。水車小屋の一部と言ってもいいものだ。たとえ小屋がなくても、こうした水路を見つけるだけで水車小屋がどこにあったのかありありと想像することができる。
(2003年04月30日訪問)