高梁市を東西に流れる高梁川の西岸の神社からきょうの寺町巡りを始めることにする。寺町は、厳密には高梁市中心街である東岸の山すそに続いているのだが、せっかくなので西岸もやっておこう、ということである。
きょうも長い戦いになりそうだが、それにしては、すでに疲れている感じだ・・・。
まだ一日の始まりだというのに、石段を登るにも一歩一歩息切れする。やはり7日の旅は長いのか。
最初におとずれたのは、近似稲荷神社。
「近似」は「きんじ」ではない「ちかのり」である。このあたりの地名である。
神社の前には高梁川が流れ、北東の方を見ると高梁市街地が見えている。
左端の山の山頂には、備中松山城がある。
では神社を見ていこう。
鳥居を入ったところに八脚門の随身門。屋根は修復したばかりだ。
柱は曲がった材を使っている。古い建物ではなく、昭和か行っても大正くらいと思われる。
その先に入母屋平入りの拝殿。
中の間があり、その背後には春日造りの本殿。
本殿の周囲にあった末社。
本殿の左側に、旧社務所(?)、神庫。
本殿の右側には社務所があった。
案内板によれば、神社は1004年に花山上皇がこの地を巡幸したおりに勧進したものという伝説がある。
12月第1日曜が例祭で露店などが並びにぎわうという。
(2003年05月03日訪問)