イーサータヤ僧院

丘陵の尾根に講堂や仏殿が直線的に並ぶ。

(ミャンマーカレン州パアン)

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トゥダマパゴダの山頂から見えた見えたパゴダを求めて、村の中を行ったり来たりしている。このあたりにあるのではないかというアタリをつけた場所に寺が見つからないのだ。

GoogleMapsの衛星写真を見ながら村内を捜索しているのだが、そもそも衛星写真上で寺が特定できない。写真の撮影後に新しく出来た寺なのか???

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どうにも寺が見つからず、あきらめかけて次の村へ向かおうとしたら、村外れに目的の寺を発見。

見た目よりずいぶん遠い場所だったのだ。しかもあらためて衛星写真を見ると、まったく地形の凹凸がわからず、写真から丘陵を探していたのがそもそもの間違いだった。

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寺の総門はかなり地味。

お寺も地味なのかな・・・

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総門を入って進むと正面に石段のある回廊があった。

左のほうへ続く道があったので、山上へ行けるのかと思って進んでみたが、寺から離れていくだけだった。

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石段の右側のほうにオートバイを駐車することにした。

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石段の右側には立派な建物があった。

これはお寺がやっている学校かもしれない。

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その学校と思われる場所からも別の石段があり山上へと続いている。

こちらの階段から登ることにしよう。

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石段の途中に僧侶の住居と思われるものがあった。

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メインの石段の途中に合流。

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山頂まではもう少しだ。

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途中にあったお堂。

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内部には信徒と思われる像。

手前の白い柱にはなにか意味があるのか。

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こちらは行者。

このお堂は仏教ではなく、ナッ信仰のお堂なのだろう。日本で寺院の中に神社があるみたいに、ミャンマーでは仏教寺院の中にナッの聖堂があるのだ。

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山頂が見えてきた。

左右に建築物が並ぶ。

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修行僧が寝起きする僧房と思われる。

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修行僧が身を清める水垢離場と思われる。

ミャンマーでは風呂には入らないので、日本の僧院における湯屋に相当するものだ。

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山頂には講堂があった。

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木魚とそれを鳴らす時間表。

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講堂は壁が金網だけで、中は明るい。

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講堂の横を通り抜けていくと、パゴダがある。

パゴダのうち1基は金色に塗られていて、子パゴダが8基取り巻いているタイプ。

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もう1基は白塗りで、やや小型。

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白塗りのパゴダの周りにはゴマが干してあった。この寺院で作っているのだろう。

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シンウーパゴ堂。

顔の向きはよくある右向き。

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白パゴダの先にはまたお堂がある。

どうやら仏殿のようだ。

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仏殿の内部。

内部は外廊下の中に小部屋のある二重構造。

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仏殿の内部。

ガラスケースの中には金銅製の仏像が3体入っている。

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仏殿の横を通り抜けると、またパゴダエリアがあった。

講堂、仏殿が直線的に並び、その間にパゴダが建つという日本の仏教を思わせる伽藍配置である。

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南東の方向には先ほどいたトゥダマパゴダカモットゥ僧院の小山が見えている。

こうして見たらずいぶん距離がある。

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西側には山並みが見えるが、すべてサルウィン川の対岸になる。左端の山にヤンォンチャウンダ洞窟寺がある。

(2016年12月30日訪問)