シュエゴン町の渡船場①

大きな河港町の小さな船着き場。

(ミャンマーカレン州ラインブエ)

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ノンカミャイン村からミャインジーグー街道を30分ほどオートバイで北へ走ると、シュエゴン町へと至る。滞在しているパアン市からの道のりは50kmくらいはある。

以前にチョントゥ滝への遠足で2回ほどこの街道を通ったので風景には見覚えがあるが、自分の足で来るのは初めてだ。やはり初めて訪れる町はすごく遠くまで来た感じがする。

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サルウィン川東岸の河港町としては屈指の大きな町で、町をひと巡りしたら何か面白い発見もあるのかもしれないが、今回はまず渡船場を目指す。

というのも今回の最終目的地はこの町ではなく、サルウィン川対岸のボタピュー村なのだ。

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町の中央マーケットがあるあたりで船着き場はすぐに見つけることができた。

年末の休暇に入っているのか、マーケットのお店はあまり開いておらず閑散としている。

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船着き場の看板には「シュエゴン⇔レッパタン・ガドーセイ」とあった。

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船着き場入口の果物屋。

日本から来たよ、と話したら、ミカンをひと袋くれた。

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薄暗いアーケードを入ってみる。

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河が見えるベンチで舟を待っている人々がいた。

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船着き場へ出てみると水面までは急な階段になっていた。

これじゃとてもオートバイを下ろすことができない。

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対岸のボタピュー村の山々が見える。

あの山のどれかに鍾乳洞があるという。それを探すためにはオートバイごと対岸へ渡さなければならない。

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たぶんあの船はオートバイを載せることができるだろう。やりかたは以前にモーラミャインで見学したので、だいたいはわかる。だがこの船着き場から載せるのは、階段や桟橋の構造からしても無理だ。

そこそもこのシュエゴン町で、四輪車やオートバイを渡河することができるという情報があったわけではない。大きな町なので、なんとなく出来るんじゃないかと思っただけなのだ。やはり無理だったのか。

ぼう然としてしばらく対岸と行き来する渡し舟を眺めていた。

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(2016年12月30日訪問)

ミャンマー動物紀行 旅日記編

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大西 信吾 (著)

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