小松島漁港の船だまりを一望する場所にある公園。名称は不明だが、住所から根井公園としておこう。
平成4年(1992)に整備されたらしい。
手すりの形状からすると開放デッキ型だが、デッキ(赤色部分)の手すりがやけに小さく感じる。
同じ開放デッキ台でもたとえば立岩第4公園の台は、デッキの手すりが滑降部の滑り出しのグリップの部分まで延びているが、この台では滑降部に別のグリップが取り付けられ、デッキの手すりは最小限しかない。
滑り台保存館#120、滑り台保存館#184と似ているが、滑り台保存館の例はいずれも4本脚。この台は2本脚だ
脚の本数に着目すれば、滑り台保存館#348のほうが近いのだが、滑降部上部のハンドルが違う。
あるいは、サイズが違うが全体の印象が近いのは滑り台保存館#019だ。
いずれにしても、完全に一致するものは滑り台保存館には未登録と思われる
デッキから見下ろしたところ。
潮風が当たる場所に設置されてから11年経過しているわりには全体的にきれいだ。
公園にはほかに、鉄棒、ブランコ、遊動円木の屍。
円木の持ち手にわびさびを感じさせる。
漕げないようにガードが溶接されていた。
遊具狩りで狩られてしまうか、こうして固縛されて土に返るのを待つか。遊動円木や箱ブランコには悲痛な運命しか残されていないのだ。
(2003年09月15日訪問)