続いて小川谷運動公園という公園へ行ってみた。もちろん、タコの山を探してである。
だが公園には固縛された箱ブランコの亡骸と、木造の複合遊具があるだけだった。
「最近、箱ブランコでの事故が多発していますのでベンチとしてご利用ください。」
四方から執拗に鎖で固定されている。
遠からず、消えてゆく運命だろう。
せっかくなのでディテールも写しておこう。
二連ターザンロープ。
雰囲気的に箱ブランコと同時期に設置されたものだろう。
3階建ての木造の複合遊具。
滑り台保存館では最新のユニット型の複合遊具は保存の対象外としているし、私も正直ユニット型の遊具には興味を持てないので、これまで撮影だけはしたものの、記事にはしてこなかった。
だがいまあえて書き起こしているのは、この最新で不滅に見える遊具すら、もう取り壊されてしまっているという事実があるからなのだ。
理由はわからない。
木造で腐食が速かったからなのか、あるいは3階建てがオーバースペックで子どもの転落事故でもあったのか。
2018年現在、この公園にあったすべての遊具は撤去され、ベンチがあるだけの広場になってしまっている。
(2003年09月21日訪問)