徳島県の県立博物館、美術館、図書館、文書館があつまる複合文化施設「文化の森」。その奥に公園があるのだが、市民でも行ったことがない人がいるのではないか。
文化の森は施設の規模に対して駐車場が少なく、休日などは山の下の河原に停めさせられたり、運よく山の上の駐車場に置けても施設までが遠い。公園はその施設からさらに山を登った先にあり、頻繁に遊びに行きたくなる場所ではないのだ。
この公園で子どもたちのお目当てとなるのが、ロングローラー滑り台のついた複合アスレチック遊具。
私は「滑り台といえば人研ぎこそ至高」という主義者だから、ローラー滑り台なんて尻が痛いだけでまったくありがたみを感じないが、子どもたちにはとにかく人気の遊具だ。
このローラー台はローラーがV字型に2本並んでいて、独立して回転するのでカーブで内輪差が生じにくいという特徴を持っている。
このローラー滑り台は2008年に撤去されたようだ。故障箇所が見つかったので撤去という理由はどうなんだ? 稼働部が多い機械は当然その部品点数に比例して故障もあるわけで、毎年メンテナンス費かけるつもりがないなら、ローラー滑り台など作るなと言いたい。
公園内にはほかにターザンロープ。
ボールブランコ。
鼻裂きゾウ滑り。
動物シーソー。
このシーソーはゴムバネで固定されているようだ。
十字型シーソー(?)
タテとヨコの面でゆすることができる遊具と思われる。面白い発想だ。
メーカーはタカオ株式会社。
たいして興味がわかない複合遊具。
この文化の森には博物館などの施設のほかに、あまり人が行かない遊歩道がある。児童公園から文書館まで裏山を歩けば、徳島の平野部の自然林を観察できる。
もう今後、別のページを立ててこの遊歩道を紹介する機会はなさそうなので、ここでついでに紹介してしまおう。
この森には陸貝が多く見られる。
ほかに、付近を流れる園瀬川から上がってくるアカテガニを見ることもある。
この森で特に目立つのがヤマタニシの仲間。
ヤマタニシはカタツムリなのにフタがあるのだ。
それでも外敵への防御は完全ではないようだ。これはたぶんマイマイカブリの幼虫に襲われているところ。
陸貝が多い山なので、ヒメボタルなどのホタルが見れるのではないかと、夜に何度か散策に来たことがあるが、残念ながらホタルに出会う機会はなかった。
(2003年09月01日訪問)