大浜地区にいくつかある公園のうち、たぶん一番大きな公園。周囲は工場や倉庫があるばかりで人家はない。そのかわり公園には駐車場があるので、家族で遊びに来ることを想定した公園なのだろう。
この公園には瀬戸大橋をモチーフにした複合遊具がある。
とはいっても、瀬戸大橋の再現性は低く、美的センスもいまひとつだ。橋脚の斜交いの付き方など、本当に雑。
橋といえば徳島の大西公園のターザンロープのほうがよほど橋らしいデザインだと思う。
砂場の中の石の山は案内板によれば「モザイク島」。
小さなライドは「おさかなステップ」。
この公園の一角には、この地帯が入浜式塩田だったころの水門の遺構が残っている。
水門の前にあった
入浜式塩田で最後に濃縮された塩水を集めるための装置なのだが、石で再現したためどうもよく判らないものになってしまっている。
瀬戸大橋遊具もそうだし、この雑な模型も史跡修復の悪い見本のような感じだ。だとすれば、これはこれはこれで時代を物語る二次的な遺物になってゆくのかもしれない。
2018年3月現在、瀬戸大橋型の木造複合遊具はもう撤去され、別のユニット式の遊具が置かれている。
(2004年10月11日訪問)