屋島はその名前の通り、以前は海の中の島だった場所だ。元々島の外周にあるわずかな平地にあった漁村部を除き、いま屋島と呼ばれるエリアのほとんどは埋め立て地の団地である。
屋島中央公園はその団地の中にある、最も大きな公園だ。
公園の中央には水門の遺構が残されている。
かつてこの場所にも塩田があったのであろうか。
この公園の特徴は、木製のアスレチック遊具が充実していることだ。
これなど、子どもにどうしろと???
ロープ登り。
空中ブランコ式雲梯。
蟻の塔渡りか? 遊び方がわからない。
公園というよりも、レンジャーの訓練場か、という風情だ。
あ、やっと普通の公園っぽいものがあった。
三叉式の樹脂成形滑り台だ。
滑降部は2レーンとも波打ち型。
せっかくだから1つは直行型にすればいいのに・・・。
もしかして、直行型と波打ち型は同じ高さに設置できない?
いずれにしても珍しい台であることに違いはない。
滑り台保存館にも未収録のタイプ。
大きなデッキを1本足で支えているため、傘の骨みたいな工夫がされている。
段数は8段だが、最後の1段の蹴上げが揃っていない。
蹴つまづきそう・・・。
滑り出しの部分で手すりが切れていないため、頭が窮屈な造りだ。
波打ち型の滑降部は、緩急が繰り返されるのだが、滑り出しの部分だけを見たら、普通の滑り台よりも角度が急だ。
滑り台の後ろになぜかひとつだけ設置されていたカメのライド。
この公園にはもう一つ滑り台がある。
築山の斜面を利用した広幅の滑り台だ。
登りは階段になっているが、その手前に斜面があるため、子どもたちは階段を通らず斜面を駆け上がってしまうのだろう。
デザインの敗北である。
滑降面は人研ぎで、まだ表面があまり荒れていないので、いろいろな遊びができそうだ。
(2004年10月31日訪問)