あたりは小島が点在するとても風光明媚な場所だった。瀬戸内海の風景は穏やかで、なんともいえない郷愁を感じさせる場所が多くある。
この半島は南北に長いので海に日が沈むのを見ることが出来る。ちょうど通りかかったとき、舟を漕ぐ人がいた。よく見ると櫓を漕いでいる。観光以外の
室津の町は海岸に近い車通りと、そこから引っ込んだ生活道路の2本の道に沿ってつづく小さな港町だ。
その車通りに古い映画館の建物が残っていた。「壽座(寿座)」とある。
木造モルタルの看板建築で、年代的には昭和中期くらいだろうか。二階桟敷もありそうな感じだった。
この建物は2018年現在、すでに取り壊されてしまっている。
(2003年09月06日訪問)