長府侍町の奥まったところの裏山に日頼寺はあった。
かつて天台宗で「小比叡山」という二つ名もあったというが、どうもその名残は感じさせない。
毛利秀元時代に伽藍が整えられ臨済宗に改宗した。その後、明治維新後の廃仏毀釈で廃寺となった。現在の伽藍は昭和61年(1986)年に整備されたものという。
緩い石段を登ると袖塀付きの四脚門がある。
築10年くらいの感じだ。
山門を入ると左側に東司。
また短い石段があり本堂へと続く。
雨のため緑が美しい境内だった。
本堂。
本堂の右側には庫裏。
左側には地蔵堂、その左に阿弥陀堂(左写真)がある。
この堂は「宝楼閣」という名前で、もともと旧貝島本邸にあった持仏堂を移築したものだという。
ほかに信徒休憩所があった。
(2004年05月04日訪問)