笑山寺の近くの壇具川。道は石畳になっていて散歩道としても気持ちがいい。

次なる目的地、功山寺へと向かおうとしたとき、川の上流に水車小屋のようなものが見えた。

それがこの物件、唐臼だ。

近くに「松風山(しょうふうざん)窯」という看板があったので、陶土を砕くための水車だと思われる。

水受け箱はなく、そのかわり杵の下部に何かを取り付けるような構造が見られる。

いわゆる綱唐臼といわれるタイプのもののようだ。長門市で見たものと似たような機構なのだろう。

唐臼の建物はかなり新しい。いいとこ10年くらいではないだろうか。

だが堰自体は昨日今日に出来たようには見えない。また水車小屋の基壇の石垣も新しいものには見えないので、近年の観光目的で改修される以前から唐臼があったのではないかと思われる。

川にはカラー（オランダカイウ）が咲いていた。