東林寺

門前に雷電の碑がある。

(島根県松江市外中原町)

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月照寺の正門に戻ってきた。月照寺のすぐ横には東林寺という寺がある。

西の寺町を巡るつもりなので、当然、この東林寺へも参拝することにした。

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ちなみに、月照寺の山門前には雷電爲右エ門(ためえもん)の顕彰碑がある。雷電は江戸期の力士で、大相撲史上最強の力士といわれている。

雷電は長野県出身だが、松江松平家七代藩主治郷(はるさと)に召し抱えられていた。

この碑はたぶん月照寺所属なんじゃないかと思うが、月照寺の記事が長くなりすぎて(写真の点数がオーバーしてしまったので)ここで紹介しておく。

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さて、東林寺を見ていこう。

山門は袖塀付きの薬医門。築15年くらいの新しい山門。

境内は月照寺の塔頭的な敷地にあり、狭いためか珍しい伽藍配置になっている。右手に見えるのが庫裏と思われるのだが、庫裏が山門の外側に押し出されているのだ。

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これがその庫裏。

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山門を入ると正面に入母屋妻入りの本堂。

浄土宗によくあるタイプの本堂だ。

境内には玉砂利が敷き詰めてある。城北の寺町の寺々と同じ仕様だ。

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本堂の右側には方丈と思われる建物があった。

通常、本堂に対して右側に他の堂宇が連結している場合、本堂のすぐ右側に玄関が造られるのだが、この寺には本堂付近には玄関がなく、この方丈に玄関っぽいものが付いていた。

(2005年04月30日訪問)