Food Villa フードコートのある建物は道路にそって細長く、テナントが入るようになっている。
でも2020年2月現在、まだ工事中でお店はまったく入居していない。
そんな中、フードコートの一角に土産物店がオープンした。
クラウン土産物店。
実は、この土産物店は日本人スタッフがカレン州に来たときには一度は連れていく場所なので、すでに何度も訪問しているのだが記事にしたことがなかった。
というのも店の場所が過去2回移転していて、その都度内容も少しずつ変わっているため、撮った写真が使えなくなっていたからなのだ。
今回もフードコートの一角なのでもしかしたら暫定店舗で、また移転するかもしれない。
取扱商品なのだが、店舗が移転するたびに洗練されてきている。
つまり、私が買いたいようなものがどんどん無くなっている。
最初にオープンしたころなんて、ミャンマーローカルの音楽CDとか、ねっとりとした商品もあったのに。
いまや完全に外国人向けのさっぱりしたお土産ばかりになってしまった。
パテイン土産みたいなのもある。
カレン州で買うようなものじゃない。
こうしたロクロ細工はたぶんすべてタイ製じゃないかな。
ディスプレイは以前よりはずっとオシャレになっている。
その分、掘り出し物を見つけるような楽しみがなくなっている。
方向性としては間違っていないのかもしれないが、私個人的にはシュエカイン土産物店のほうが好きかな。
このへんの小物入れや財布みたいなのが手ごろなオススメ商品かもしれない。
でもミャンマーのカレン州じゃなくて、タイのチェンマイあたりのカレン族市場に行ってきましたみたいになりそう。
それでも、今回はミャンマーの古銭セットを買った。四角形や星形などめずらしい形の硬貨がある。
私が初めてミャンマーを訪れたときには、まだ硬貨はお寺のゲーム系賽銭箱のための両替コーナーなどで見かけたが、最近はまったく見ない。
現在のミャンマーは日本の1円単位までがすべて紙幣なのだ。私は長期滞在なので、数百ドルを一気にミャンマーチャットに両替することがあるが、札束はレンガみたいな厚みになる。
お札セットも購入。廃貨になっているお札なので、たぶん買い物はできない。
ミャンマーの古いお札の見どころはなんといっても額面。左から、90Ks、75Ks、45Ks、35Ks、25Ksという中途半端な金額。この中でかろうじて許せるのって25Ksだけだよね。
かつて軍事政権がインフレ抑止のために使いにくいお札に切り替えたとか、占い師に縁起がいいと言われて額面を決めたというような噂があるが、真相がどうであれ、奇妙すぎるお札である。
(2020年02月11日訪問)