
小豆島八十八ヶ所霊場の第76番札所金剛寺の奥の院、
弘法大師がここを訪れたおり、松の枝に笠を掛けて、衣を洗おうとしたという伝説から付いた名前だ。

駐車場に小さなお堂がある。黒石大明神・七聖権現と書かれており、足の神さまだという。歩き遍路などがここに願掛けすれば足の具合がよくなるという。

駐車場からは50mくらいの参道を進むと狭い境内があり、宝形の本堂(写真)と信徒休憩所(写真撮り忘れ)のようなものがある。信徒休憩所は、案内板によれば「通夜堂」となっていた。
通夜堂については、歩き遍路の簡易宿泊施設のようなものとして考えてきたが、この島四国めぐりでいくつも見てきた信徒休憩所のようなものも通夜堂と言っていいのか・・・そう言われれば通夜堂のような気もする。

本堂の内部。
弘法大師がこの場所で笠を松に掛けて、衣を洗おうとしたが水がわずかしかなく難儀した。そこで大師は清水を湧き出させたという。

境内にはいくつか井戸がある。
信徒休憩所の横に清水堂という小さなお堂があり、弘法大師の修行像が祀られていた。お堂の屋根は石で出来ていて、ヒトツバというシダがアフロヘアみたいに生えていた。

このお堂の下から水が湧いていた。
これらが弘法大師が湧き出させたという井戸なのだろう。
(2007年10月08日訪問)