徳島県から香川県の東部に行くのによく使われる国道318号線。道も広く、峠のトンネルもよく整備されていて三桁国道としてはかなり快適な道。多くの徳島っ子は、県道30号(
だがそれがさらに
もし徳島県人でこの文章が何を言っているのかわかるようなら、それはかなり拗れた人だろうと思う。
さてこの裏街道を通ると、吉野町内で気になる建物がある。
それがこの写真の中央の白看板を上げたしもた屋だ。
名前は「あめや百貨店」。
昭和の初期くらいは行くだろうと思われる古いしもた屋だが、建物はとてもしっかりとメンテナンスされていて、きれいに保たれている。徳島県内のしもた屋で最も気になる建物のひとつだ。
百貨店というくらいだから、呉服屋とかではなく、衣料や日用品などを手広く扱っていたのではないかと想像される。営業しているところを見てみたかった。
看板にある「百貨店」の「」の文字は会社名などで頻繁に見かける異体字。コンピュータで6万文字以上の漢字が使えるようになってもこの程度の異体字がいまだに表示出来ないのが悲しい。たぶん漢字の字体を採択している立派な人たちの感覚はユーザーとはまったく違うのだろうな。
よく見ると「店」も見慣れない字体だ。
軒下のブラケットがひときわ目を引く。
営業を始めたころはオシャレなお店だったのだろうな。
店の裏側から見たところ。
切妻平入りの正面側に看板が付いた建物で、意外に奥行きは短い。
(2008年03月02日訪問)