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阿波國すきま漫遊記

2008年3月〜2010年4月まで、徳島のタウン誌『あわわ』で徳島県の路上観察系の連載を持った。その連載内容に沿ってより詳細に紹介する。

広域地図

2002年に横浜市から徳島市に転居した。住まいは市内の眉山(びさん)という独立峰の中腹の団地の一戸建てを借りた。その家の前の借り主はたぶん人文系の研究者で、横浜に転出したらしかった。その家に横浜から私が転入したのは不思議な偶然だったかもしれない。

関東から四国へ転居して、生活のすべてが一変した。

時間の流れかたが変わった感じだった。横浜に住んでいたときはちょっとどこかへ行くにも渋滞だらけ、遠出しようとすれば高速道路のI.C.へ行くまでに疲れてしまうような環境だったのだが、徳島にはそういうストレスはなかった。渋滞はおろか信号機というものが少ないし、車窓からの景色はいつも広々としていた。まぁ、けだし地方というのはそういうところなのだ。

徳島に転居してからも相変わらずお寺巡りは好きだったが、そのほかにあるがままに田舎暮らしの楽しみを覚えていった。里山を歩いたり、川や海で泳いだり、スキューバダイビングも覚えた。休日にふらっと田舎の農家や山家を訪ねて交流も持つようになった。都会に住んでいたときには考えられなかったことだ。

移住して6年がたったころにはだいぶ徳島県にも詳しくなり、SNS「モバゲータウン」に「✨徳島✨ツツ✨ゥラ✨ゥラ✨」というサークル(掲示板)を始めた。その投稿を見た徳島県のタウン誌から声がかかり、月刊『あわわ』で1ページの連載を持つことになった。テーマは路上観察。編集長は町おこし的なことやメジャーな路上観察テーマの記事を書かせたかったようだが、最初から最後まで好きにニッチな話題で連載させてもらった。どれだけの読者がその内容を気にかけていたかは不明だ。編集部からしたら使いにくいライターだったろうと思う。

ここではそのときに連載したテーマについて、限られた紙面で紹介し切れなかった情報をもう少し掘り下げていこうと思う。

続きは執筆中...