町口の高地蔵

板野十六地蔵の第2番札所。

(徳島県阿波市吉野町西条中西)

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県道235号線、西条大橋の北詰のバイパス部分に新しい地蔵堂があったのでお参りしていくことにした。

吉野川周辺はかつて川の氾濫で浸水する地域だった。いまは写真の遠くに見える大きな堤防と排水ポンプ施設で、大きな水害は起きなくなっている。

吉野川の氾濫はたびたび被害も出したが、上流から沃土が流されてきて藍などの多肥を求める作物がよく育つ場所でもあった。そうでなければ人々はみな水のない扇状地に住み、氾濫原になど住み着かないだろう。

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その吉野川の氾濫原でときどき見かけるのが、こうした高地蔵(たかじぞう)と呼ばれる石仏。

吉野川の氾濫で亡くなった人を供養したものとされているが、台石が高くなっていて増水したときでも水没しない工夫がされている。逆にいえば、この地蔵がある地域は吉野川が氾濫するときに水没する場所ということだ。

現代では洪水など50年に1度くらいしか起きないだろうが、吉野川の周辺で家を買うときは、ホントに周囲の古い家の敷地の高さをよく見てから決めたほうがいいよ。

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横の水路で見かけたツグミ。

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きょうはやけにツグミが多いような気がする。

北へ帰る途中なのだろうか。

(2008年03月02日訪問)