きょうは小さな城の撮影日。寄り道ばかりしないでちゃんと目的を果たさないと。
吉野川北岸の堤防道路、県道15号線を西進していくと、吉野町の柿原という場所で道ばたに小さな城がある。
小字はハトノ原という場所のようなので、ハトノ原城とでも呼べばよいか。
緑色の屋根と赤く塗られた垂木がちょっと道教っぽい色彩感覚。
垂木やしゃちほこまでコンクリで再現している力作だ。
3重3階の大天守に、2重2階の附櫓からなる複合天守。
やや厚ぼったいディティールながら、堂々たる風格。
だれでも一国一城の主になりたいっていう願望あるけれど、実際にお城を建ててしまう人はそうはいない。これはその夢を実現したお宅なのだ。
庭には巨大なタヌキの像もあった。
四国にはキツネがおらず、タヌキの国だといわれ、タヌキを祀る祠がところどころにある。
(2008年03月02日訪問)