薬師寺・十二社宮

広々とした田園の中にある寺。

(徳島県阿波市吉野町柿原小笠)

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県道15号線は吉野町付近では、吉野川から少し距離を置き、田んぼや畑が広がる風景の中を進んでいく。

途中、道路標識に「薬師寺」とあるのがとても目を引く。幾度かこの道を通りながら、一度も入ったことがなかったのでお参りしていくことにした。

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参道入口に充分な駐車場と、宝形造の地蔵堂がある。

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水子・子育て地蔵となっているが、石塔の上にちょこんと乗っている小さな石仏で、高地蔵であろう。

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境内には、本堂、庫裏、鐘堂がある。

特徴的なのは参道にならんだぼんぼりだろう。

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鐘堂。

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本堂の前にある不動明王。

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寺の隣りは十二社宮という神社になっている。

かつては神仏習合で一体だったのだろう。

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拝殿はまだ新しく、10年も経っていないんじゃないか。

向拝の蟇股部分が『爛柯(らんか)』の透かし彫りになっている。きこりが山奥に入ると、碁を指している二人の老人を見つけた。面白くてその様子を見ているうちに、気が付くときこりの斧の柄が腐っていた。二人の老人は仙人で数十年の時間がすぎていたという中国の伝説。

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拝殿は凸型で、背後の本殿は流造り。

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拝殿の左側には五角地神塔。

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さらに左側には社務所と忠霊塔があった。

(2008年03月02日訪問)

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