はぎの商店のアーケードとB.V.C

讃岐街道を覆う個人商店のひさし。

(香川県東かがわ市引田)

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川股集落から馬宿川に沿って海岸線まで出る。河口部には国道11号線の大川橋が掛かる。その西詰めから分岐して引田町内へ入っていく旧道がある。讃岐街道だ。

私は古い道が好きなので、その道を進んでみることにした。対向車が来たらイヤだなと思うような狭い道だ。

すると商家のしもた屋がある旧市街の端で、道路に庇を出している商店があった。商店の名前は「はぎの商店」。

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雨の日でもお客さんが買い物できるように、公道の上に私設アーケードを設置したものだ。

現代の基準では設置できそうもないけれど、おおらかな時代があったのだ。見かけたら、なるべく写真を撮っておきたい。

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すぐ近くにベンハーの自販機があった。

正面には「B.V.Cコーヒー」と「WHiSPER」という炭酸飲料のロゴ。

ベンハーって、自販機の装飾がゴチャゴチャして統一感がないのが特徴といってもいいように思う。

(2005年06月12日訪問)

土葬の村 (講談社現代新書 2606)

新書 – 2021/2/17
高橋 繁行 (著)
筆者は「土葬・野辺送り」の聞き取り調査を30年にわたって続け、平成、令和になっても、ある地域に集中して残っていることを突き止めた。
それは大和朝廷のあった奈良盆地の東側、茶畑が美しい山間にある。

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