讃岐街道をそのままダラダラと進み、途中から海岸を目指す。
引田町の海岸沿いには小さな半島があり、そこは引田城という平山城の遺構になっている。そこからさらに進むと
その湖のほとりにどう見てもお城っぽい建物があった。
これ何なのだろう。はじめは公共施設か旅館かと思ったのだけれど、近くまで行ってみると、敷地へ入るゲートがない。
公共施設的なものならば、ゲートや車寄せくらいありそうなものだけど、周囲は石垣で囲まれているばかり。普通の家のような玄関や表札すらも見当たらないのだ。
個人の家なのかなあ。だとしたらすごすぎる。
こんな大きな家に住んだら部屋の掃除だけでも大変そう。いや、こんな家を建てる人はそんなところは心配しないか。
石落しの意匠もある。
お城ふうの建物については、「いつかまとめよう。いまは情報集め」と思っている段階。発見したときに軽く写真を撮って、後日、条件のよいときに再撮影しようと思っているが、たぶんそんなときは来ないんだろうな。
そのまま海岸まで出てみたら、波打ち際の水が赤くなっていた。
これがいわゆる赤潮? 初めて見たんだけど!?
思ったより赤いな。
むかしは瀬戸内海は養殖の餌や家庭排水などで富栄養化が進み赤潮が発生するみたいなわかりやすい原因論がいわれていたけれど、いまは瀬戸内海はそこまで汚れていないと思う。
赤潮の中には夜光虫が含まるって話もあるけど、夜までここにいたら光るのかね? 徳島近郊で必ず夜光虫が見られる場所ってまだ知らない。
タイドプールにアメフラシがいた。
ナマコと比べたらアメフラシって美味そうだよね。
食べられるって話もあるので、以前に捌いて茹でて食べたことがあるんだけれど、美味しくなかった。
食感はゴムっぽくしたツブ貝みたいで、風味がぜんぜんなくて、よほどうまく味付けしないとどうにもならない食材だと思った。
(2005年06月12日訪問)