引き続き、牟岐町の東港側の町、「宮の本」へ行ってみる。このエリアにストリップ劇場があったと聞いたからだ。だがそれらしき建物は残っていなかった。・・・と思う。
宮の本は少し高台なのか、津波のときに床上浸水くらいの被害しかなかったと言った人がいたが、確かに古い家が多い。特に牟岐八幡神社から南東方向の鎮守神社までの通りには、県南の特徴的な民家である蔀張造りの家がちらほら見られる。
このエリアの外れで、薄い滑り台のある公園を見つけた。それは滑り台特集で記事にしている。
その公園の近くに保育園のような建物があり、横に辻堂があった。
家一軒が建ちそうな面積だが、お寺にしては狭い。
なんだか中途半端な不思議な空き地にそのお堂は建っている。
本尊は幕がかかっていて見えない。右側に弘法大師、左側に不動明王が祀られている。
ただし堂内にたくさんのくくり猿が奉納されていることから庚申堂ではないかという気がする。つまりかつてここで庚申待ちのお篭りをしていたのだ。
GoogleMaps によればこの堂の位置に「身代わり地蔵」というラベルがついているが、本当にそうなのだろうか。
(2007年04月22日訪問)