せっかく宮崎県に来たんだから、高千穂峡と天岩戸神社は抑えておかなければ。そんな感じで高千穂町へ移動。
さすが観光地、平日なのに人がいっぱいだ。
駐車場は土産物屋などを過ぎて一番奥にあり、そこから渓谷のほうへ戻ってくるレイアウト。
土産物屋は全部で4~5軒ある。
土産物屋の一角にあった淡水魚水族館。
帰り際に入ってみたけれど、町のペットショップで入場料を取られたっていう感じだった。
むかし東京タワーにもあったよね、ペットショップとしか思えない水族館が。歩き疲れて判断力を失ったイチゲンさんが吸い込まれるやつ。
駐車場から車道を戻り、橋を渡って遊歩道のほうへ。
この橋の上からは峡谷がよく見える。
100mほど車道を戻ったところにある玉垂の滝。
崖の途中から涌き出した地下水が滝になっているという中々すばらしい滝。
でもこっちのほうへ歩いて来ている観光客はあまりいない。
この滝も別な場所にあればこれだけで観光地になりそうなのに・・・。
滝から流れ出た水は池を作っている。
池の中には水神様。
この池の水がさらに流れて、高千穂渓谷に落ち込むところで真名井の滝になる。
コイを飼育している池の水が滝になって落ちているので、コイの餌のせいで正直あまり水質はよくない。ちょっと腐敗臭みたいな匂いがしている。ボートに乗るときは「マイナスイオンいいわ~」みたいな感じで飛沫を浴びるのは正直お勧めできない。
渓谷は淵になっていて流れも穏やかなのでボートで遊覧できる。
ただ貸ボートは料金がものすごく高いので、それなりに覚悟が必要。待ち時間と料金を考えると、個人的には乗らなくていいかな・・・まあ、場所が狭いので井の頭公園みたいな料金でボートを貸してたら大混雑するから、いくらでも値上げすればいいんだろうけど。
ボートに乗れば峡谷を下から見られるわけだけど、遊歩道もあるのでそれなりに渓谷を楽しめる。
それにこの渓谷の最大の見ものは、柱状節理。
本格的な柱状節理はボートのあるエリアではなく、優位歩道のほうにある。
柱状節理とは溶岩が冷えて収縮するときに結晶の向きにそって柱状に亀裂が生じたもの。
まるで薪を積んであるみたい。
こちらはトコロテンを押し出しているところか。
大自然の神秘。
すごすぎない?
見渡す範囲がすべて柱状節理。現実とは思えない!
柱状節理ファンにはたまらない光景だ。
亀裂が床面になっている。
なんか、初代スタートレックの映画で、カーク船長たちがヴィジャーに降り立った場面のセットを思わせるよ!
全部がハニカム構造に六角形に割れているわけではなく、都合で五角形や四角形になっているものもある。
甌穴かな。ここに水が流れたこともあるんだ。
(2012年03月22日訪問)